私はウロコインコを中心としたブリーディングをしてます。
この記事は専門書からの情報と私の経験から書いてます。
資格は「愛玩動物飼養管理士」を持ってます。
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インコはとっても水浴びが大好き。
とくに熱帯地域に住むインコやオウムは水浴びを好みます。
真冬でもお構いなしに冷たい水に飛び込みます。
そんなインコの水浴びについて、ときどきこんな質問をいただきます。
- いつから始めていいの?
- どういうふうにするの?
- 水浴びをする頻度は?
- 水浴びをする時間はどのくらい?
- 冬場の水浴びはどうするの?
- 水浴びをしたあとはどうしたらいい?
インコの水浴びの疑問について、詳しく解説していますので参考にしていただけると嬉しいです。
インコが水浴びをする理由
そもそも鳥の羽には、寄生虫やホコリ、脂粉といわれる白い粉などが付着しています。
その脂粉や寄生虫を落とすために水浴びをするといわれています。
脂粉の量はインコの種類によっても差がありますが、オカメインコなどのオウムは脂粉が多いといわれています。
そして脂粉が多いほど水浴びを好むといわれています。
また、体温を下げる効果もありますので、夏など気温が高くなってくると好んで水浴びをする子もいます。
水浴びをすることで、羽や体の調子を整え健康に過ごすことができます。
反対に水浴びができないことによって、病気に罹患しやすくなったり、ストレスで毛引きを発症する事もあります。
インコの水浴びについて
水浴びといっても方法はさまざまです。
なかには水浴びが苦手な子もいますので水浴びの仕方を工夫して、その子にあった水浴びの方法を見つけましょう。
水浴びをはじめる時期
羽毛が生え揃った幼鳥の時期に始めるのがベストです。
ウロコインコであれば生後2ヶ月くらいがいいでしょう。
羽が生え揃っていない時期に始めると、皮膚が水に濡れて体温を奪われて弱ってしまい
取り返しのつかないことになっていまう可能性があります。
水浴びの頻度について
水浴びの頻度は1週間に1回がいいというサイトもありますが、水浴びが大好きな子は毎日でも水浴びをします。
ケージ内の水入れで水浴びをするようなら、水浴びの回数が足りていないサインなので回数を増やしてあげましょう。
愛鳥の行動を観察して、その子にあった回数を見つけてあげましょう。
水浴びをする時間帯や時間について
日中の日差しがある時間帯がいいでしょう。
早朝や夜間は、羽が乾くのに時間がかかり体力を奪ってしまう可能性があります。
水浴びの方法
容器を使用した水浴び
容器を使用する場合は、浅めの容器を使用しましょう。
体がすっぽりと入る大きさがベストです。
また、複数羽で同時に水浴びをする場合は、さらに大きめの容器を準備してあげると仲良く水浴びをする姿が見られます。
ボトルを利用した霧吹き水浴び
水浴びが苦手な子や、容器を警戒して水浴びをしない子におすすめです。
その場合は、急に水を吹きかけるのではなく少しずつかけてあげることが大切です。
また、嫌がるインコに無理に水を吹きかけることは絶対にしないでください。
専用の容器を使用した水浴び
ケージに外付けできるバードバスや、置型のバードバスがあります。
外付けのものは水はね防止になっているので、とても便利ですが警戒して入らないインコもいます。
また、羽を広げた時に羽に当たらない大きさがいいでしょう。
インコの大きさに合ったバードバスを使用しましょう。
蛇口でダイレクトに水浴び
中には、洗面台やキッチンで蛇口から出る水で直接水浴びをする子もいます。
まるでシャワーを浴びているようでとても可愛いですよ!
我が家のウロコインコ(ロロ)もダイレクト水浴び派です。
ペット用自動給水器での水浴び
本来は、犬猫用の自動水飲み器として使用するのですが、超静音設計の水中ポンプなので
インコも安心して水浴びができると人気が出ています。
その他
こんなものもでも水浴びは可能です。
冬の寒い時期のインコの水浴びについて
水の温度はどのくらい?
寒いからと言って、お湯は絶対に使用しないでください。
水浴びが大好きなインコは、冬の寒い時期でも水浴びをします。
「風邪を引くんじゃないかと心配です」という声を聞きますが、健康なインコの羽は薄い皮脂の膜でコーティングされています。
その皮脂で水を弾いて、皮膚まで濡れないようになっています。
お湯で水浴びをすることによって、その皮脂のコーティングがとれてしまいます。
皮脂が取れることによって羽の奥まで濡れてしまい、逆に体温を奪われ体調を崩しかねません。
水があまりにも冷たい場合は、常温に戻してから水浴びをさせるのもいいでしょう。
水浴び後の毛繕いもインコにとって大切な行為
インコが毛繕いをしている様子を見たことがありますか?
尾羽の付け根部分に、「尾腺」という皮脂を出す器官があります。
毛繕いでは薄い皮脂が全身の羽毛に塗布されることによって、羽毛の防水性、保温性、耐久性が高められています。
また、皮膚上での微生物の発育を抑え、皮膚病を予防しています。
毛繕いで羽のお手入れをしながら、羽を乾かしているんです。
なので、水浴び後にドライヤーを当てるなんてもってのほか!
インコに良かれと思ってしてしまう行為がインコの寿命を縮めてしまいます。
ドライヤーが好きなインコもいるので、ドライヤーを当てる場合は送風で短時間にしましょう。
水浴びで注意すること
- 水浴び中は目を離さない
- 長時間水浴びさせない
- 水浴びの水は、毎回新しい水を使う
- お湯は使用しない
- 水浴び後の毛づくろいは大切
こんな時は水浴びを中止しましょう
- 下痢などの体調が優れない時
- いつもと様子が違う時
- 病後すぐ
- 怪我などで傷口が乾燥していない場合
まとめ
水浴びといっても、やり方や道具は様々です。
正しい知識でインコライフを楽しみましょう。
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