こんにちは!インコとわんこのブリーダーをがんばっている飼育係のjolly(@jolly_parakeet)です!
さし餌が必要なヒナをお迎えする場合と、一人餌になってからお迎えする場合とでは、そろえるケージや道具も変わってきます。
そこでわかりやすいようにまとめてみました。
必要な道具とは?
プラケース
体の大きさに合った物を選びます。
小型インコなら昆虫用、中型大型なら魚用のプラケースやハムスター用のケースがいいでしょう。
保温器具
ヒナは保温が最も重要です。
体温調節が出来ず、羽毛も生えそろっていないため必ず準備しましょう。
パネル式のものや、電球式などがありますので
これもインコやケージの大きさにあった物を選びましょう。
温湿度計
さし餌器具
鳥のくちばしの形になった専用のスプーンがあると便利です。
コストを抑えたい方は普通のスプーンでもかまいませんが、初心者の方はテクニックが必要です。
私は、最初は普通のスプーンであげていたのですが、こぼす方が多かったので何か代用できるものはないか探してたどりついたのがタピオカなどを吸う大きなストローをくちばしの形にカットして使用していました。
これが思った以上にこぼれず食べさせることが出来ました!
ヒナ用ごはん
パウダーフードがお勧めです。
ペットショップでも売っていますので、お湯を混ぜるだけで簡単に与えることができ、栄養も満点なのでお手軽で便利です。
私は以前は黒瀬ペットフードを使っていましたが、いまはケイティー イクザクトを使っています。
とても溶けやすくて食いつきもよく、使いやすいです!
キッチンペーパー
水分をしっかり吸い取ってくれる利点もあります。
ケージの下に敷くのにちょうどいい大きさなんです!
ヒナの飼育の1日
おおまかなヒナの1日のスケジュールです。
さし餌
与え方
さし餌は毎回新しく作りましょう。
もったいないからといって作り置きしたさし餌を使うとカビが生えていたり、さし餌が冷えているとヒナの体温を奪ってしまいます。
餌の硬さはケチャップくらいの柔らかさくらいがちょうど良いです。
食べるとそ嚢(そのう)が大きく膨らんでくるでの確認しながら与えましょう。
最初はがっついていたのに、お腹いっぱいになってきたら口をあけなくなったり顔をそむけたりするので、そのようなしぐさがあれば満腹です。
ヒナは体温調整が出来ないため、人の手の中では体温が奪われてしまいます。
ヒナの体温は40度くらいですが人の手は36度と氷のような冷たいもので触られているようなものです。
できるだけタオルなどを使ってヒナを固定しましょう。
爪が引っかかりにくいマイクロファイバークロスのタオルがオススメです!
保温と睡眠
ヒナのうちはプラケース内での飼育になります。
さし餌以外の時間はケースの外に出したりせず、またあまり触れないようにし、そっとしておきましょう。
温度差の変化に弱く、温度が低くなると体力・食欲が落ちるなど体調を崩しやすいので、プラケース内の温度と湿度を常に確認し一定に保つように心がけて下さい。
※うちのもすさんは低体温で、三途の川をわたりかけたことがあります(汗)
体重測定
餌を与える前と与えた後に毎日必ず測定しましょう。
体重の増えが悪いときなどは、すぐに獣医さんに相談しましょう。
何かあった時にすぐに相談できるように、かかりつけの病院を見つけておくのも良いですね。
Point
生後3週間くらいのヒナまでは温度28~30度、4週間目以降は26~28度を保つようにしましょう。
必ず温度計で管理し食事の時以外は、布や毛布をかけて落ち着く環境を作ってあげましょう。
湿度は50%前後が理想です。
加湿器などで調整しましょう。
さし餌のヒナから一人餌のヒナになるまでの期間
個体差にもよりますが、ヒナは生後30日前後から3回挿し餌だったのが少しずつ一人餌がとれるようになり、さし餌は2回に減っていきます。
その後10日から2週間後にさし餌の回数は1回になり、またその後10日から2週間後に全て一人餌になります。
(さし餌を欲しがる間はさし餌をしていても構いませんよ。
人との関係が良好になりますし、そのうち鳥自身が一人餌になっていきますから)
ですので、ヒナがまだ小さい時は、さし餌の回数は1日4〜5回のさし餌が必要になってきます。
小さいヒナほど体力に余力はないため、定期的にさし餌をして上げる必要があります。
場合によっては夜中も与えなくてはいけません。
さし餌のヒナをお迎えするのは、それなりにお世話をする環境が必要になってきます。
さし餌のヒナをお迎えするのか、一人餌になった子をお迎えするのか十分に検討しましょう。
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