インコに興味があるけど、犬や猫のようになつくのかしら?
こう言った悩みに答える記事を書きたいと思います。
私はウロコインコを中心としたブリーディングをしてます。
この記事は専門書からの情報と私の経験から書いてます。
資格は「愛玩動物飼養管理士」を持ってます。
Twitter(@jolly_parakeet)やInstagram(インコ村)で情報発信してます。良かったらフォローお願いします♪
インコは、小さく鮮やかな姿やくりくりお目めが可愛いですよね。
しかし、ペットの代表例である犬や猫に比べてなつくのかイメージが湧きにくいインコ。
今回は、なつきやすい種類や関わり方のポイントなどをまとめてみました。
インコはなつきます
インコは人間によくなつきます。また、言葉のやりとりを楽しむ事ができる種類もいます。
最近ではインコがペットとして飼われ、その可愛い姿をSNSやテレビ番組でよく見かけるようになりました。
とても可愛いですね。
それでは、インコについて一緒に見ていきましょう。
インコの特徴
インコの知能は2~3歳並みと言われています。
また、声で仲間とコミュニケーションをとっているインコは、ペットとして飼われた時
‘‘人間も声でコミュニケーションをしているんだ‘‘と、気づくようです。
そして群れの一員のように暮らせるよう、飼い主の声を真似すると言われています。
- なつきやすい種類
- 雛鳥から育てると慣れやすい
- 時間をかければ成鳥でもなつく
なつきやすいインコの種類 3種
インコの種類は、300種類以上と言われています。
今回はその中で、なつきやすいインコをご紹介します。
セキセイインコ
全長:18cm程度
体重:30~40g
寿命:5~10年
性格:温和。短い単語だけでなく、長い文章も人の口調をまねてしゃべることができます。
最もポピュラーですね。
身体も丈夫であり、飼育しやすいです。
オカメインコ
全長:30cm程度(長い尾羽が全体長の約半分を占めています)
体重:80~100g
寿命:15~20 年
性格:基本的に怖がりで大人しいですが、馴れると甘えん坊で遊び好きです。
ウロコインコ
体長:25cm程度
体重:60〜80g
寿命:10年程度
性格:好奇心旺盛で賢く、おしゃべりや芸をすることができ人に懐きやすいです。
興奮すると噛む癖があり、個体によっては噛む力も強いので
注意が必要です。
雛鳥から育てると慣れやすい
成鳥よりも雛の時から飼う方がなつきます。
小さい頃から餌をもらう事で、飼い主に早く慣れるからです。(挿し餌)
時間をかければ成鳥でもなつく
個体差はありますが、時間をかければ成鳥であってもなつきます。
以前、セキセイインコの成鳥夫婦を飼っていた時の事。
しばらくはケージ越しに顔を合わせる程度でしたが、半年を過ぎた頃からは、手に乗るように。
話しかけると嬉しそうに応えてくれる姿がとても愛おしかったです。
友人から聞いた話です。
心を開いてくれる瞬間はとても嬉しいですね。
インコがなつくために愛情を深めよう
なつきやすいと言っても、何もしなくて良いわけではありません。
人間同士の信頼関係も、日々の積み重ねがあって成り立っていますよね。
ペットとの関係も同じです。
インコとの距離を縮めるコツを一緒に確認していきましょう。
関わるタイミング
帰宅後、起床後など毎日インコに話しかける・顔を合わせる時間を設けてください。
もし、インコが嫌がる様子を見せた場合は、そっとしておいてあげましょう。
家に迎えた初日から1週間ほどは警戒心があるため、遠くから見守る程度が良いです。
飼い主とインコがお互い負担なく想い合う関係がベストだと思います。
個々のペースで慣れていくばい!
インコとの遊び方
友達や家族に伝えるように、話しかける事から始めてみましょう!
朝夕の挨拶や、今日の出来事など。インコの鳴き声を真似ても良いと思います。
こちらの話しかけに対し、近寄って来るような様子が見られたら良い感じです。
指先で優しく身体に触れてみて、嫌がるようならすぐにやめ、大丈夫そうなら手のひらで撫でてみてください。
次に、環境や飼い主の声に慣れてきたら、ケージのドアを開けて部屋の探索をさせてあげましょう。
ストレスや運動不足の解消になります。
この時、無理に出すことはせず、インコが自分で出てくるのを待ってあげてくださいね。
慣れてくると、肩をめがけて飛んできてくれますよ。
そばを離れない姿がとても可愛いです。
想像するだけで癒されますね。
インコ用の玩具もありますので、良ければ参考にされてください。
インコと会話を楽しもう
インコの種類によっては、言葉を覚えるだけでなく、話しかける人のトーンまでも使い分けます!
飼い主がインコのおしゃべりを喜ぶと“もっと沢山覚えて喜んでもらおう”と、なるようです。
愛らしいですね。
その子の名前や「おはよう」「かわいいね」など、毎日繰り返し聞かせる言葉が覚えやすいです。
信頼関係が出来てくると、肩に乗った人ごとの声と言葉を一致させた話し方になっていきますよ!
その時々で変わるトーンが可愛らしく、思わず微笑んでしまいます。
インコと遊ぶときの注意点
上記では、関わり方についてお話しましたが注意点もあります。
インコをケージから出す場合(放鳥)、特に気を付けていただきたいです。
安全に楽しく遊ぶために、注意点を一緒に確認していきましょう。
窓の鍵を確認する
愛しのインコが外に出てしまったら…。考えるだけで不安になりますね。
でも、しっかりと鍵をかけていればインコも安心して自由に飛び回れます。
人間、誰しもうっかりはあります。
だからこそケージを開ける前に、外へつながる扉を全部閉めたかを必ず確認してください。
フンや尿の対策
先ほど、肩に乗る可愛い姿をご紹介しましたが、ご自身の肩にタオルを巻くことをお勧めします。
インコとの癒しのやり取り後に肩を見ると、フンや尿が点々と残っている事も。
あらかじめ汚れてもいい服を着るのも良いですが、タオルの方が後片付けが楽だと思います。
また、床に絨毯(じゅうたん)が敷いてある場合も新聞紙などで覆(おお)うと、最後に捨てるだけなので簡単です。
なつかない場合に考えられる原因
「手や肩に乗る姿が早く見たい!」「早く言葉を覚えて欲しい!」と、気持ちが焦る事もあるかと思います。
その気持ちをぐっとこらえて、目の前に居る子のペースに合わせてあげてください。
私たちも誰かと比べられたり、無理な要望を押し付けられたりするとストレスになりますよね。
その子のペースで成長をするので大丈夫ですよ。見守ってあげてくださいね。
また、関わる日がまばらではないか、インコが関わりを求めていない時に無理に遊んでいないかなど
見直してみると良いですよ。
インコが頭にとまるのは、まだ警戒心が強い証拠です。それが徐々に肩に乗ったり、手に乗るようになると警戒心が解けて距離が縮まってきた証です!
まとめ
- 雛鳥から育てると慣れやすい
- 時間をかければ成鳥でもなつく
- インコの様子に合わせて毎日関わろう
- 放鳥する際は窓閉めを確認しよう
インコにもそれぞれのペースがあります。
その子のペースに合わせて、焦らずゆったりとした気持ちで関わってあげてくださいね。
愛情を持って育てることでとてもなついてくれますよ。
コメント