【インコにトイレを覚えさせたい】意外と覚える!インコのトイレトレーニング

インコにトイレのしつけはできます。

「トイレはここだよー」と教えることで決まった場所でトイレをするようになります。

ただしインコにとって排泄行為は、とても繊細な行為。

インコの性格によってはしつけが受け入れられないことや、トイレのしつけ方によってはインコの健康に良くない影響をあたえることも。

ここではインコの健康に配慮した負担のないトイレトレーニングをご紹介します。

ぜひ挑戦してみてください。

インコにトイレのしつけができないと思われていた理由

インコにトイレのしつけができないと思われていた理由は、インコの「フンをすぐ出す」体の仕組みのためです。

インコを含め鳥の体は、飛ぶために体を軽くするシステムになっています。

尿をためる膀胱がなく、大腸も短くなっていて体内に排泄物をためない仕組みなんです。徹底して軽量化してますね。

そのため、消化吸収を終えた排泄物は基本的にすぐにお尻から出されます。

この仕組みのせいでインコはちょくちょくフンをします。

インコのトイレのしつけ【トイレトレーニング】

インコのトイレのしつけは、放鳥中は決まった場所でトイレをすることをインコに教えることです。

インコのトイレトレーニングで最初にすること

最初にすることは、放鳥中のあなたのインコを観察することです。

インコは約10分から20分の間に一回トイレをします。

あなたのインコがどれくらいの間隔でトイレをするか把握しましょう。

インコにトイレの場所を教えましょう

おおよそトイレの時間が近づいてきたら、トイレの場所にインコを連れて行ってください。

トイレの場所でフンをしたら、ごほうびをあげて褒めましょう。

ごほうびには、あなたのインコが大好きなおやつを用意してください。

インコのやる気もうなぎのぼり間違いなしです。

インコのトイレトレーニングはこの繰り返しです。

インコがフンをしたくなった時に、トイレの場所に移動してフンをしてくれるようになったら大成功です。

インコのトイレトレーニング【注意すること】

インコのトイレトレーニングで注意することが2点あります。

声をかけるトイレトレーニングのリスク

インコがフンをするときに「飼い主さんが合図となる声をかける」トイレトレーニングには注意が必要です。

インコがトイレをするときに「うんち」や「トイレ」という言葉をかける方法です。

この方法でトイレのしつけをした場合、インコの性格によっては、インコが飼い主さんの合図がないとトイレを我慢するようになります。

頭のいいインコには、合図となる言葉があったほうがトイレのしつけを覚えやすいようですが、インコの健康を考えるとお勧めできません。

インコのトイレトレーニングに期待しすぎない

もともとインコには、決まった場所でトイレをしようという習性がありません。

性格によっては、トイレのしつけをまったく受け付けないインコもいます。

トイレのしつけを覚えたインコも、遊びに夢中だったりほかに気を取られていたりと、いつもできるわけではありません。

放鳥中のフンの汚れは大変ですが、トイレのしつけは「うまくいったらラッキー」程度に考え、インコにプレッシャーを与えたり怒ったりすることは絶対にやめましょう。

インコにトイレのしつけをしなくてもできるフン対策

トイレのしつけをしなくても、放鳥中のフン被害をある程度抑える方法はあります。

インコのトイレの気配を見逃さない

放鳥中のトイレの間隔が分かっていれば、インコのトイレの気配を感じてティッシュなどで受け止めることもできます。

毎朝の溜めフンや放鳥前などルーティン化しているトイレは対応できそうですね。

インコはトイレの前にソワソワしだして両足を踏ん張り羽を膨らませるので、放鳥中はよく観察することが必要です。

インコにフライトスーツを着せてフン対策

インコにフライトスーツを着せるという方法もあります。

フライトスーツとはインコのオムツです。

最近はサイズやデザインなど種類が増えてきて、人によってはリードをつけて外でのお散歩を楽しむ飼い主さんもいます。

ただし、インコの好き嫌いがはっきり別れます。一度着せたら二度と着てくれなくなったというインコも。

嫌がるようなら残念ですが諦めましょう。

まとめ

インコにもトイレのしつけはできます。

基本的には「トイレの場所でフンをしたら褒める」ことの繰り返しです。

ですがインコのトイレのしつけは犬のようにはいきません。

トイレのしつけができたら、ラッキー程度の気持ちで臨んでください。

インコによっては自由なトイレをこよなく愛するインコもいるので、飼い主さんはご自分のインコにあわせて広い心で見守ってあげましょう。