こんにちは!インコとわんこのブリーダーをがんばっている飼育係のjolly(@jolly_parakeet)です!
インコは凶暴なの?
インコが咬むことは野生では見られない行為で、ペットとして飼うインコに見られる行為です。
また、今までは咬まなかったのに急に「咬む」ようになった、家族の中でも自分だけ咬まれるなど、インコの態度が、急に豹変するなどのお話を耳にすることがあります。
てらさんも、一時期ひどく咬みつくときがありました。(;_;)
元気だった頃のてら(*^^*)
インコが咬む理由
あんなに慣れていたインコが、どうして急に咬みつくようになったのか???
インコが咬む行為には色々な理由があります。
- 怖いとき
- やめてほしいとき
- 何かしらの欲求不満やストレスの発散
- 遊んでほしいとき
- 愛情表現など
インコにとって都合のいいことがあれば、その有効性を認識するのです。
ちょっとむずかしいですよね。
例えば
頭や首などを、指で撫でてあげるとすごく喜びますよね?
飼い主にとってインコとのコミュニケーションの一つであり、
こんなにスリスリして喜んでいるなら、もっとしてあげたくなっちゃいますよね!
(てらさんはネコのようにゴロゴロ鳴いて、首が折れるんじゃないかと思うくらい首を曲げて喜びます(^^)
でも、いつも撫でてほしいとは限らないのです。
ここが難しいところですが、インコも機嫌が悪いときだってあります。
特にセキセイインコは自由な性格らしいので(;_;) 私に似てます(笑)
いつものように、撫でてあげようとした時に、後ずさりしたり、大きく口を開けていたり
「今は撫でられるのはイヤ」「もうしなくていい」などのサインを出しているのに
それに気づかない飼い主さんは、インコを喜ばせようとしていつまでも撫でようとします。
また、怒っていることに気づいても「可愛い〜」と、ついつい続けてしまいます。
(私もしてしまいます。ツイツイ(;^ω^))
そうするとインコは、やめてほしいサインを出しているのに
いつまでもやめてくれないから、最終手段の「咬む」という行為をします。
「咬む」行為によって、嫌なことを飼い主さんがやめてくれた。
「咬む」=嫌なことをされない(自分にとって都合のいい事が起きる)
と認識するのです。
咬まれる人とは?
同じ家族でも人によって「咬む」行為をするのは、「嫌な行為をする人」と、認識されてしまうのです。
例えば、一緒にいる時間が長く、いつもお世話をしているお母さんが咬まれたりすることもあります。
では、なぜインコはお母さんを咬むようになったのでしょうか?
それは、インコにも自我が芽生え始める時期があり(専門書では1歳前後と書かれています)
その時期にしつこく接したりすると、インコは「咬まないと嫌なことをやめてくれない人」
と認識し、急に咬みつきだしたりします。
また、女の子だと発情期に凶暴になり咬んだりします。
咬まれない人とは?
咬まれる人とは逆に、「嫌なことをしない人」です。
インコが遊んでほしいときだけ遊んでくれるなど、
自分にとって都合のいい人には咬みつかないということになります
特にセキセイインコは自由な性格なので、
さっきまで機嫌よく遊んでいたと思ったら急に怒り出したりします。
(うちのてらさんだー^^;)
咬みつきがあることで生じる問題とは
咬みつきがあっても、大した事ないし特に支障がなければそのままでも良いと思います。
なにが問題になるかというと、咬まれることで怪我をする、それによって
恐怖心からインコとの関係が悪化し、十分なコミュ二ケーションが取れなくなる。
一番最悪なケースが、咬まれるのが怖くてケージに入れっぱなしになり遊ばなくなる。
こうなってしまうと、何のためにインコを飼ったのかわからなくなりますよね。(T_T)
咬みつきを抑えるためには
- 手は嫌なものじゃないと認識させる(インコが大好きなおやつなどを使って仲直りする)
- インコそのものの性格や、個体の性格を知る(インコの種類、オスメスによっても違う)
- ストレスを発散させる(おもちゃの工夫など)
発情によって攻撃的になっているのであれば、発情をしない環境づくりをする。
発情しない環境づくりとは
- 温度や湿度を調整する(快適な温度だと発情しやすい)
- 餌の量を調整する(餌入れにいつも山盛りいっぱいの餌を与えていませんか?)
- 決まった時間に就寝させる(いつまでも夜遅くまで起こしていませんか?)
- カルシウムなど必要以上に与えない
噛みついたときにやってはいけないこと
- 叱る、叩く
- 咬むたびに嫌なことをする
- ケージに入れっぱなしにする
などの、罰を与える行為をすることは、インコにとって逆に反抗心を抱かせたり、
築き上げてきた信頼関係が一瞬で失うことになりかねません。
鳥は、小さいながらも知能は高いので、一度でも嫌なことをされたらずっと記憶しています。
逆に良いことも覚えています。
咬みつきをさせないようにするには、咬まれない環境を作ることが大切です。
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