・愛するインコの最期は自分の手で埋葬したい
・自宅に庭がないけど、埋葬する方法ってあるの?
・自宅で埋葬する場合の注意点が知りたい
こういった悩みに答える記事を書きたいと思います。
インコの供養方法は主に2つ。
そのまま土葬する方法と火葬する方法です。
土葬したくてもできないことがありますよね。
自宅に庭がない、賃貸住宅に住んでいる等。
しかし、プランター葬はどなたでも行うことができます。
この記事ではプランター葬について詳しく紹介していきます。
土葬をする場合、公園などに埋葬してはいけません。
必ず、所有地に埋葬してください。
私はウロコインコを中心としたブリーディングをしてます。
この記事は専門書からの情報と私の経験から書いてます。
資格は「愛玩動物飼養管理士」を持ってます。
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インコをプランターに埋葬する手順4つ
- 埋葬する前にインコのお手入れ
- インコを埋葬するプランターを用意する。
- 園芸用の土を準備する
- インコを埋葬する
プランター葬は自宅に庭がない、賃貸住宅に住んでいる方でもできる埋葬方法です。
埋葬する前にインコのお手入れ
死後、2時間ほどで死後硬直がはじまります。
死後硬直が始まる前に羽根を綺麗に整え、ブラッシングしてあげましょう。
この時に体を綺麗に拭いてあげるのもいいですよね。
最後に保冷剤や氷でインコを冷やしてください。
この時に保冷剤や氷をガーゼで包むなどして、インコの体が濡れないように気をつけてください。
暖かい時期などは腐敗が早く進むので、埋葬してあげるまでしっかりと冷やしてあげましょう。
インコの大きさに合わせてプランターを用意する
なるべく深いプランターを選びましょう。
30cm以上の深さがあるものを用意してください。
プラスチック製のものより、陶磁器製のものがおすすめです。
プラスチック製のプランターは壊れやすく数年で壊れてしまう場合があります。
それに比べて陶磁器製のものは丈夫なので、長い年月に耐えられます。
園芸用の土を準備する
ホームセンターなどで売っている培養土と書かれている土を用意します。
用意した鉢の大きさに合った土の量を買いましょう。
培養土には微生物が住み付きやすい土になっているため、微生物による分解が進み土に還る期間が早くなります。
庭に花壇や畑がある場合、その土を使用しても大丈夫ですが、公園などの砂場の土や砂浜の砂などでは微生物が少ないため分解されるのに時間がかかってしまう上に、虫や匂いの原因になる可能性があります。
インコを埋葬する
用意したプランターに10cmほど土を敷きます。
プランターの底に穴が空いているタイプの場合は土の流出、虫の侵入を避けるため、プランターの底にネット又は鉢底石を敷いてから土を入れてください。
ティッシュやペーパー→インコ→ティッシュやペーパーの順番で土の上に寝かせてあげましょう。
そして、上からまた土をかぶせます。
この時にインコの上と下に少量の腐葉土を敷くと微生物が活動しやすくなりますが、なくても大丈夫です。
インコをガーゼで包んでしまうと腐敗しにくくなってしまいますので、注意してください。
ペーパーの代わりに花や花びらを敷いてあげるのもいいですよ。
また、お墓の上部分にプラスチックのネットを敷き、さらに培養土を入れるとお花を植えることができます。
プラスチックのネットでお墓の部分とお花の部分を分けることによって、お花の植え替えもスムーズにできますよ。
植えるお花は一年草が適しています。
多年草やラベンダーなどのずっと咲き続けるような花は、根が鉢の下まで伸びてしまうため遺体を傷つけてしまう場合があります。
インコをプランターに埋葬した時の注意点3つ
- お花に水をあげすぎない
- 虫やニオイが発生してしまう
- 埋葬したら掘り起こさない
プランター葬をした際の注意事項をご紹介します。
お花に水をあげすぎない
お墓の上にお花を植えた場合、水をあげすぎるとカビやニオイの原因になります。
水をあげる場合は土の表面が湿る程度にしましょう。
虫やニオイが発生してしまう
虫やニオイの発生がプランター葬で一番多いトラブルです。
考えられる原因は
虫・・・日当たり、風通しの悪いところに置くことが原因です。
ニオイ・・・かぶせる土が少ない、埋葬した位置が浅いことが原因です。
ご近所トラブルになってしまう可能性がありますのでご注意ください。
埋葬したら掘り起こさない
埋葬した後に掘り起こす事は絶対にやめましょう。
大きさにより年月は変わりますが、数年で全てが土に還る事はありません。
一度、埋葬したら掘り起こす事はせず、ゆっくり眠らせてあげましょう。
また、カラスや猫に掘り起こされてしまう可能性もありますので、注意してください。
10年経っても還っていなかったなんて話もあります。
骨まできちんと土に還るには、約30年ほどの長い年月がかかります。
【おまけ】インコを火葬できる主な業者3つ
- 訪問ペット火葬業者
- ペット霊園
- 自治体
上ではプランター葬をご紹介しましたが、火葬で供養する方法もあります。
インコは体が小さいため、お骨が残るか心配される方もいますが、お骨は残ります。
中には遺骨を粉骨(パウダー状)にしてからプランターに埋葬する方法もあります。
この場合、虫やニオイのトラブルが回避できます。
訪問ペット火葬業者
車に火葬炉を載せていて、自宅で火葬を行える業者です。
近所にペット霊園がない場合や今すぐ火葬をお願いしたい場合に向いています。
仕事の都合などで火葬時間に融通が効きやすいです。
ペット霊園
ペット霊園にはお墓や納骨堂が揃っているため、火葬から納骨まで一括で行えます。
遺骨をお墓や納骨堂に納めたいという方に向いています。
火葬時間があらかじめ決められている場合が多いため、融通が効きにくいです。
自治体
ペットの火葬を行なっている自治体もあります。
お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。
費用を安く抑えたい方に向いています。
火葬場所や時間などもあらかじめ、確認しておく必要があります。
まとめ
- プランター葬は自宅に庭がない方や賃貸住宅にお住まいの方でもできる
- プランター葬は正しい方法で行わないとトラブルの原因になる
- 業者で火葬をする方法もあります
できることなら、愛するインコの死を考えたくないですよね。
ですが、いつかは必ずお別れする日が来てしまうのも事実。
私はあらかじめ、どのように見送るかを考えておくのも愛情だと思っています。
いざ、お別れの時に決めようと思っているとバタバタしてしまい悔いが残ってしまう可能性もあります。
愛するインコが元気なうちに見送り方を考えておくのも、飼い主の大切な役割の一つです。
愛鳥の写真や遺骨を使って、メモリアルグッズを作製している飼い主さんもいます。
愛鳥との思い出をグッズとして残すのもいいですよ。
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