【要注意】インコの便秘は危険です。たかが便秘とあなどるなかれ！

こういった悩みに答える記事を書きたいと思います。

インコは便を体に溜める事はせず、こまめに便を出します。

理由は空を飛ぶので、少しでも体を軽くするため。

インコが便を出すときは特に合図はありません。

おしりをすりつけたり、踏ん張るような様子がある場合、便が出にくいなど何かしら原因が考えられます。

インコが便秘になる主な原因4つ

インコが便秘になる原因は色々と考えられますが、主な原因は4つです。

糞詰まり

出した便がおしりにくっついていて肛門をふさいでいる可能性があります。

インコを捕まえてしっかりおしりをチェックしましょう。

発情期(メスの場合)

メスの場合は発情すると便を体に溜めることがあります。

その場合でも、全く便が出ないという事はありません。

便の数が減りますが、1つの便が大きくなっていることがあります。

餌を食べていない

餌を食べていないから便が出ていない可能性も。

水をたくさん飲んでいる場合、水分だけが出ることがあります。

水っぽい便の中に黒い便が混じっている場合は下痢です。

インコの健康な便は小さくて丸い「, 」の形をしており、全体的に黒っぽく真ん中に白い部分があります。

この白い部分が尿酸です。

便の形や色がいつもと違う、水分だけが便として出ている場合は病気が原因で餌を食べていない可能性があります。

急いで病院へ連れて行ってあげましょう。

病気のサイン

便は健康のバロメーター。

便を見るだけで、体調不良を見つけることができます。

しかし、便秘の原因が病気だった場合、鳥専門の獣医さんに見てもらわないと特定する事はできません。

便が出にくくなる原因はいろいろと考えられますが、全く便が出ないという事はありません。

便秘の場合、便の数が減り、体に溜まっていた便がまとまって出ます。

どちらにしても便秘は何らかの病気の可能性が考えられます。

インコの便秘を解消する方法2つ

ご紹介する解消法2つはどちらも応急処置になります。

便がいつもより少ないなど異変を感じたら病院で診てもらいましょう。

おしりを拭く

濡らしたティッシュや綿棒でおしりの周りを優しくふき取ります。

ゴシゴシこすらずに固まった便をふやかしながらとるイメージです。

そのあとにお腹をさすり優しくマッサージしましょう。

出した便がインコのおしりにくっついていた場合の解消法です。

主に糞詰まりをおこしている場合ですね。

鳥用の乳酸菌を与える

鳥用のサプリメントやおやつで乳酸菌を摂ることができます。

胃腸を強くするために普段からインコへ与えている飼い主さんもいます。

【おまけ】便の色から推測できる病気一覧

便の色	病気一覧
ツヤツヤとした黒	口腔内疾患、食道疾患など
濃緑色	金属中毒、感染症など
赤	腸疾患、腹腔内疾患など
白っぽい	内臓疾患、中毒など

インコから出る便の色が少しでも違ったら急いで病院を受診しましょう。
病気の可能性があります。

もちろん病気ではなく、インコが食べた餌の影響を受けることもあります。

しかし、便の色はインコの健康チェックをする上でとても大切です。

まとめ

便は健康のバロメーターです。

たかが便秘と侮(あなど)らず、病院を受診しましょう。

私たち人間でも便秘は辛いですよね。

インコのような小さい体の場合、1日でも命取りになってしまうことも。

便の量が減っていたり、全く出ていない場合は何かしら体調が悪いと考えてください。

そもそも、健康なインコは便秘になりませんからね。

便に限らず、少しでも異変を感じたら迷わず病院を受診しましょう。