インコにお散歩をさせても大丈夫?
インコのお散歩のやり方や注意点とかあるのかな?
インコに散歩をさせても大丈夫です。
インコにとって散歩は心身ともに良い刺激となり、単調になりがちな毎日のスパイスとなります。
飼い主さんにとっても通院や災害での避難など、インコとの外出の練習として役立ちます。
ですが、屋外には家の中にはない危険が多いのも事実。
インコと楽しく散歩をするために、インコの散歩の方法や危険を避けるためのポイントをご紹介します。
私はウロコインコを中心としたブリーディングをしてます。
この記事は専門書からの情報と私の経験から書いてます。
資格は「愛玩動物飼養管理士」を持ってます。
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インコを散歩させるメリット
インコの散歩には、二つのメリットがあります。
インコの散歩は良い刺激になります
一日のほとんどを家の中で過ごすインコにとって、散歩はいい刺激です。
外の風景は、知らない人間や野鳥の鳴き声など家の中にはないものだらけ。
知能の高いインコは外の環境を理解しようと頭をフル回転させるため、ストレスの解消につながります。
家の中でずっと過ごすことは安全で穏やかですが、インコによっては退屈に感じる面もあるでしょう。
退屈は毛引きや自傷行為など問題行動の原因の一つと考えられています。
あなたのインコにも散歩を通じていろいろな刺激を与えてみましょう。
インコの散歩は外出の練習になります
インコの散歩は、家の中で過ごしているインコにとって外出の練習になります。
散歩することで環境の変化を経験したインコは、外出のストレスに対して心身ともに強くなれます。
通院や入院、災害での避難など急な外出でも、あらかじめ散歩で外出慣れしていれば強いショックを受けません。
また飼い主さんにとっても、インコと外出する良い練習となります。
インコとの外出に必要な準備や外での振舞い方が分かっていると、いざというときに安心できますよね。
インコを散歩させるときに注意すること
インコを散歩させるときに注意することがあります。
インコを外の環境に徐々に慣らしましょう
インコを散歩に連れていく場合、外の環境に徐々に慣らしていくことが大切です。
家の中でしか過ごしたことのないインコを突然散歩に連れて行っても、逆に大きなストレスを受ける可能性があります。
最初は日光浴のときにケージごとベランダにだすなど、短時間で身近なところから外に慣れさせましょう。
インコの散歩は一歳を超えてから。
羽根が生えそろい抵抗力がつき心身ともに落ち着くまで待ちましょう。
インコの散歩では感染症に注意しましょう
インコの散歩では感染症に注意が必要です。
野鳥との接触
野鳥との接触は絶対避けましょう。
特に公園で見かける鳩には要注意です。
平和の象徴の鳩ですが、病気の巣とも言われ高い割合で病気のもととなる病原性微生物を体内に持っています。
鳩自体との接触はもちろん、鳩のフンにも注意が必要です。
鳥インフルエンザはカモなどの渡り鳥が感染経路となる病気で、ニワトリなどに感染すると死んでしまうことがあります。
鳥インフルエンザが発生したからといって散歩をしているインコにすぐ感染することはありません。
野鳥との接触をさけ、インコのケージを清潔にし、飼い主もこまめに手を洗うなど生活環境を清潔に保つことが大切です。
樹木との接触
人間には親しまれている樹木でもインコにとって危険な種類があるので注意が必要です。
こちらは公園や道でよく見かける樹木ですが、インコに有害なものの一例です。
- あじさい:葉や根、人に中毒事例もある
- イチイ:全体
- エゴノキ:果皮
- エニシダ:全体
- キョウチクトウ(夾竹桃):全体
- 桜:樹皮
- シキミ:全体
- ツゲ:樹皮、葉
- トチノキ:樹皮、葉、実に弱毒あり
- ヤツデ:全体
- ユズリハ:葉や樹皮に有毒物質がある
インコに接触させることは避けましょう。
インコの散歩では脱走に注意しましょう
クリッピングしてあるからとハーネスをつけずに散歩をすることはおすすめできません。
風にあおられて遠くへ飛ばされてしまったり、逆に野良猫や散歩中の犬に狙われるかもしれません。
移動用キャリーを使う場合は、キャリーのふたがあかないように気を付けましょう。
インコの散歩では水分補給に注意しましょう
散歩の時間にもよりますが、インコが飲みたいときに水分補給できるように準備しておくことが大切です。
犬の散歩も途中で水を飲ませることがありますよね。
インコの場合も同じくお水を飲ませたり、水分を多く含んだ青菜などを食べさせて水分を補給してください。
インコの散歩におすすめの季節は、春と秋です。
夏は熱中症に気を付けて涼しい時間を選びましょう。
インコだけでなく飼い主さんもきちんと水分補給することが大切ばい。
インコの散歩に使える便利グッズ
最近では、鳥類の外出用にいろいろなグッズが販売されています。
フライトスーツやハーネス、移動用キャリー、リュックなど用途に応じてたくさんの外出グッズがあるので、ぜひあなたのインコにぴったりのものを探してみてください。
フライトスーツ・鳥用ハーネス
小型の鳥には、ハーネスよりもフライトスーツのほうが着用させやすいかもしれません。
フライトスーツはそのままフン対策にもなります。
雛のころからハーネスをおもちゃにして体にかける遊びをしていると、散歩の際にハーネスを付けやすくなります。
ショルダーバッグ・リュック
バッグの中のインコが良く見えて安心です。
機能性だけでなくデザイン性の高いものも増えてきました。
移動用キャリー
スタンダードなタイプの移動用キャリーです。
まとめ
インコの散歩はインコの心身にいい影響をあたえます。
家の中だけではなく外の世界を見せてあげることでストレスを解消し、自分の家の良さを改めて感じてくれるかもしれません。
ただ散歩の際には感染症や水分補給に気を付け、インコから目を離さないでください。
インコも飼い主も最初は緊張するかもしれませんが、無理せずできる範囲から散歩に挑戦してみましょう。
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