・インコを飼っているけどそろそろ新しいインコをお迎えしたい
・インコを多頭飼いするときのメリットとデメリットが知りたい
・インコを多頭飼いするときのポイントはあるの?
こういった悩みに答える記事を書きたいと思います。
最初に、新しいインコをお迎えするか悩んでいる方はこの記事を読んでください。
複数羽のインコを飼うことはメリットだけでなくデメリットもあります。
「インコが可愛いから」「先住インコが寂しそうだから」と生半可な気持ちでお迎えすると、それぞれのインコにとってストレスになってしまう可能性があります。
よくインコ同士で遊んでいたり、お話ししていたり微笑ましい写真や動画を目にしますよね。
インコを飼っていたら一度は憧れるシチュエーションです。
まずは、メリットとデメリットをよく理解した上で新しいインコのお迎えを検討してください。
私はウロコインコを中心としたブリーディングをしてます。
この記事は専門書からの情報と私の経験から書いてます。
資格は「愛玩動物飼養管理士」を持ってます。
Twitter(@jolly_parakeet)やInstagram(jolly.paradise)で情報発信してます。良かったらフォローお願いします♪
インコを多頭飼いするメリット3つ
- インコそれぞれの個性が楽しめる
- インコ同士が寂しくない
- 体調の変化などに気付きやすい
多頭飼いすることでインコそれぞれの個性が楽しめる
同じ種類のインコでも個性は様々です。
物静かな子もいればおしゃべり大好きな子もいます。
インコ同士のやりとりを見るのも微笑ましいですよね。
多頭飼いをすることで、それぞれの個性が楽しめますよ。
多頭飼いすることでインコ同士が寂しくない
多頭飼いをすることで飼い主が留守中でも寂しくなくなります。
今までは1羽で留守番をしていたのが、他のインコとおしゃべりしたり、遊んだり暇な時間が少なくなります。
ケージは別でも近くにいるだけで存在感があり、心強いですよね。
ただ、インコ同士の相性によって変わるため、同じ空間にいることがストレスになってしまうことも。
最初はそれぞれのインコを注意深く見てあげてください。
お互いに興味があるようだったら徐々にケージの距離を縮めていってね。
多頭飼いすることでインコの体調変化などに気付きやすい
インコは体調不良を隠す習性があるため、他のインコと比べることによって体調不良に気づけたという事例があります。
例えば、換羽(かんう)だと思っていたら実は毛引き症だったなんてことも。
1羽では気づけないことも、多頭いることで気づけることがありますよ。
メリットがたくさんあるし、やっぱり新しいインコをお迎えしたいな!
デメリットを見てからもう一度考えて!
メリットだけを見て決断するのはとっても危険だよ。
インコを多頭飼いするデメリット5つ
- インコの飼育スペースが増える(ケージ数が増える)
- インコの鳴き声がより大きくなる
- インコにかける時間と費用が倍になる
- 先住インコがヤキモチをやく
- インコが飼い主に興味がなくなる
多頭飼いすることでインコの飼育スペースが増える(ケージ数が増える)
多頭飼いをする場合、最初は別々のケージで慣れさせるのが基本です。
お迎えした新しいインコを最初から先住インコと同じケージに入れてしまうとお互いストレスになってしまいます。
インコ同士の相性もありますので、まずはケージを分けて様子を見ましょう。
しかし、どうしても相性が悪いこともあります。
そんな時はインコのケージを別室にしてお互いが視界に入らないようにするなどの工夫が必要です。
ケージを複数置くスペースがあるか、2羽を別室で飼うスペースがあるか確認しましょう。
私たち人間にも相性があるようにインコにも相性の良い、悪いはあるんだね。
相性の良し悪しは、インコ同士を対面させてみないとわからないよ。
多頭飼いすることでインコの鳴き声がより大きくなる
インコの鳴き声は1羽でも結構な大きさです。
1羽だとあまり気にならなかった鳴き声も、2羽になった途端、うるさく感じてしまうこともあります。
特にマンション、アパートの場合は、今以上に防音対策をしっかりしましょう。
ご近所トラブルの原因にもなってしまうよ。
多頭飼いすることでインコにかける時間と費用が倍になる
お世話の内容は同じでもインコが2羽になれば単純に時間が倍かかります。
ケージの掃除や餌・水の交換、体調管理、放鳥管理など。
インコ同士の相性がいい場合もありますが、基本的にお互いが慣れるまではケージも放鳥時間も別々にしましょう。
さらに、餌代や病院代、飼育用品代も倍になります。
インコにかける時間や費用がきちんと確保できるかもう一度、冷静に考えましょう。
新しいインコをお迎えしてもそれぞれのインコのかける時間が少なくなってしまったらストレスの元に。
多頭飼いすることで先住インコがヤキモチをやく
先住インコがヤキモチをやいて新しくきたインコを攻撃することがあります。
特に嫉妬深く、気が強い性格のインコは要注意。
攻撃されたインコが血を流すほどの怪我をする可能性もあります。
今まで自分だけに向けられていた飼い主の愛情が、別のインコにも注がれることになります。
先住インコがヤキモチをやく理由もわかりますよね。
今までと変わらず、常に先住インコともスキンシップをとるようにしましょう。
先住インコがヤキモチをやく場合は別のインコと部屋を分け、お世話をしている姿が見えないように工夫しましょう。
多頭飼いすることでインコが飼い主に興味がなくなる
逆にインコ同士の世界が強くなりすぎて、飼い主に攻撃的になる場合もあります。
今まで飼い主に向いていた愛情が他のインコに向いてしまうパターンです。
人の手に乗る、「手乗りインコ」が多頭飼育をきっかけに手に乗らなくなってしまうことも。
ただ、全てのインコに当てはまるわけではなく可能性があるということです。
多頭飼育をしていても、変わらず手乗りインコの子もいますよ!
インコを多頭飼いをするときのポイント
餌や水を変える時、放鳥をする時など何かする時は先住インコのお世話を優先させましょう。
なるべくインコにストレスがかからないようにすることが大切です。
先住インコが飼い主を新しいインコにとられた!と思っている可能性もあります。
先住インコへの愛情を表現する1つの手段として、お世話などは先住インコを優先してあげましょう。
インコを多頭飼いしている経験者の声
実際にインコを多頭飼いしている方の声をご紹介するよ!
私はマメルリハのメスを飼っています。
とても懐いていますが,気が強いです。
別の籠にジュウシマツを3羽飼っているのですが,
ジュウシマツを放鳥しているときに,
マメルリハの籠に近づいてしまって,籠越しに足をがぶりとされてしまいました。
少し出血してしまい,病院に駆け込みました。
幸い大事には至りませんでしたが,
ほんとうにかわいそうな事をしてしまいました。
すぐそばにいるからと油断したことを後悔しました。
それ以来,ジュウシマツを放鳥する時は,
マメルリハの籠の上にはシートを置いていますし,
隣の部屋に移しています。一部引用元:とりっち
でもマメルリハかわいいので,籠をもう一つ増やせるなら
ぜひ飼ってみてください。
鳥さんは雛の時は性別は分かりにくいと思いますが、性別や種類に関係無く、別のケージにした方が良いと思います。
一部引用元:とりっち
放鳥ですが、最初は先住のセキセイちゃんを優先して十分に関わってあげた方が良いかも。
そして少しづつ一緒に放鳥するのがお勧めです。
放鳥で一番大事な事は決して目を離さない事です。
どんな事故が起こるか分からないので。
放鳥だけで無く、掃除や言葉掛けなど何をするにも先住さんが先の方が良いです。
鳥さん、結構ヤキモチ焼きなんですよ!
そうする事で、先住のセキセイちゃんと新しくお迎えした鳥さんも仲良くなります。
まとめ
- インコを多頭飼いするとインコそれぞれの個性やインコ同士のやりとりを見られて癒される
- インコを多頭飼いするにはデメリットをきちんと理解し、より強い責任感と覚悟が必要
- インコを多頭飼いするときは先住インコのお世話を優先する
インコを多頭飼いする場合、メリットだけでなくデメリットもあります。
むしろ、デメリットをよく理解することが大切です。
飼育スペース、インコにかける時間や費用など、新しいインコをお迎えする前にもう一度よく考えてみてください。
インコ同士のやりとりは見ていて微笑ましく、癒されます。
しかし、必ずしも先住インコと相性のいいインコをお迎えできるわけではありません。
そして、一番大切なことはそれぞれのインコがストレスなく生活できること。
全てを理解した上で新しいインコをお迎えする場合、責任を持ってそれぞれのインコを幸せにしてあげてくださいね。
デメリットを多く伝えてしまいましたが、多頭飼いをすることが悪いわけではありません。
新しいインコのお迎えを決めたなら責任と覚悟をもってお迎えしてあげてくださいね!
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