インコを動物病院に連れて行くときに、なにか注意することってあるのかな?
そもそも動物病院ってどうやって選べばいいの?
インコを動物病院に連れていくときには、動物病院への移動でインコに負担をかけないことが大切です。
動物病院であらかじめインコの初診をすませておくと、急病のときもスムーズに予約、受診をしやすくなります。
初めていく動物病院よりも行ったことのある動物病院のほうが飼い主さんも安心ですよね。
とはいってもまだまだインコを診てくれる鳥専門の動物病院は数が少ないのが現状。
飼い主さんもインコも満足できる動物病院の探し方や選ぶポイントもご紹介します。
私はウロコインコを中心としたブリーディングをしてます。
この記事は専門書からの情報と私の経験から書いてます。
資格は「愛玩動物飼養管理士」を持ってます。
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インコを動物病院につれていくときの注意点
インコを動物病院に連れて行くときの注意点を説明します。
車でインコを動物病院へ連れて行く場合
体調に不安のなさそうなインコを動物病院に連れていく場合は、移動用のキャリーかケージそのままでも大丈夫。
車を運転する場合はケージをそのまま乗せられますが、ひっくり返ったり揺れないようにシートベルトで固定しましょう。
インコに直接日光があたったりクーラーの冷気があたったりしないようにタオルやカバーをかけてあげてください。
水がこぼれてしまうので水入れは空に。
水の代わりに水気の多い青菜など入れておいてもOKです。
インコをプラケースに入れて移動する場合も同様です。
どんなに大人しい性格のインコでも車の中での放鳥は危険です。絶対にやめてくださいね。
バスや電車でインコを動物病院へ連れて行く場合
徒歩や公共交通機関を使う場合は、移動用キャリーを使うと便利です。
ただし、夏は電車やバスの冷房でインコが寒くならないよう、大きめのバッグの中にキャリーを入れてタオルをかぶせるなど温度の調節が必要です。
冬もインコが寒くならないよう暖かいペットボトルをキャリーと一緒のカバンに入れておいたり、キャリーにカイロを貼ったりして暖めましょう。
温かい季節は移動用キャリー、寒い冬はプラケースと使い分けてもOKです。
カイロを使う場合は、インコが酸欠にならないよう空気穴を確保してくださいね。
寒さや暑さを考えると、定期的な健康診断は外出しやすい春先や秋口がおすすめです。
インコを健康診断で動物病院につれていく場合
インコを健康診断で動物病院に連れていく場合、普段インコをお世話している人が連れていきましょう。
問診では普段の様子を聞かれます。
インコの健康診断はお迎え直後に行きましょう
インコをお迎えしたときは、お迎え当日を除いて2,3日以内、遅くとも一週間以内に健康診断を受けましょう。
ペットショップやブリーダーから新しくインコを迎え入れた場合、その時点で感染症にかかっていることがあります。
すでに飼っているインコがいる場合は、ほかのインコへの感染を防ぐために健康診断の結果を待ってから顔合わせを行いましょう。
動物病院に持っていくもの
健康診断では、フン便検査を必ずします。
病院によっては、インコのフンを持参するよう言われることも。
予約時に動物病院に確認しましょう。
インコが家でしたフンをサランラップにくるんで持っていくと乾燥せずに持っていけます。
病気のインコを動物病院につれていく場合
インコは病気を隠します。
野生では病気で動きのにぶくなった鳥は外敵から真っ先に狙われます。
体調不良を隠すのは、外敵から生き延びるためにインコが身に着けた本能的な行動なんです。
そのため異常に気付いた時には病気が進行してしまっていることも。
インコの体調にいつもと違う点があったり、ちょっと不安な点がある場合は、できるだけ早く動物病院にかかりましょう。
過保護かも?と思うくらいでちょうどいいばい。
飼い主さんは落ち着いて行動しましょう
インコが急病のときは、なにより飼い主さんが落ち着くことが大切です。
飼い主さんがパニックになってしまうと、インコも敏感にそれを感じ取りますます不安になってしまいます。
飼い主さんが落ち着いて優しく声をかけ、インコを安心させてあげましょう。
まずはかかりつけの動物病院に連絡してみましょう。自宅で様子を見た方がいいのか受診した方がいいのか相談にのってくれます。
病気のインコを動物病院につれていくときに注意すること
病気のインコの看護は保温を中心に行います。
病気で餌が食べられなくなると体温が維持できなくなるため、羽根を膨らませて寒がっているようなら保温が必要です。
動物病院への移動中も保温が欠かせません。
病気のインコの保温の目安は29~32度。
移動用キャリーではなく、プラケースにインコを入れて連れていきましょう。
プラケースは鳥専用でなくとも昆虫用のものでも大丈夫です。
大きめのバッグの中にキャリーを入れ、プラケースの周りに暖かいペットボトルやカイロを差し入れて保温、プラケースごとタオルで巻くなどして暖めてあげてください。
寒くなるとドラッグストアで気軽に買える「ゆたぽん」がインコの保温にとっても便利。
酸欠の心配がなく何度も繰り返し使えて経済的です。
インコのための動物病院の選び方
インコのための動物病院の選び方を紹介します。
インコをつれて通える範囲に動物病院があること
インコをつれて通える範囲に動物病院があることが前提です。
インコの移動のストレスを考えると、何時間もかかる距離の動物病院は通院が難しくなります。
きちんと説明する獣医さんがいる動物病院であること
飼い主さんの不安や疑問を聞いて、きちんと説明をしてくれる獣医さんがいる動物病院を探しましょう。
飼い主さんが安心してインコをお任せできることが大切です。
健康診断の機会を利用して、飼い主さんに合う病院か見極めてください。
専門的なインコの検査を行える動物病院であること
理想は鳥専門の動物病院ですが、まだまだ数が少ないのが現状です。
鳥専門の動物病院でなくとも、鳥を診療できる動物病院もあります。
その場合少なくとも「触診」「そのう検査」「フン便検査」ができることが必要です。
「血液検査」「遺伝子検査」「レントゲン検査」ができれば理想ですが、もし近くにないようなら健康診断と本格的な検査が必要な場合とで病院を使い分けることもおすすめです。
まとめ
インコを動物病院に連れていくには、インコの移動の負担に注意しましょう。
夏や冬は動物病院までの温度管理も必要になります。
とくに病気のインコを動物病院へ連れていく場合は、インコの負担にならないよう保温をしっかりしてください。
鳥専門の動物病院が近くにあれば理想ですが、そうでない場合も定期的な健康診断を利用して飼い主さんに合う動物病院を探してみましょう。
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