ウロコインコの繁殖について−ウロコインコのブリーダーが解説−

ここ最近、ウロコインコをペットで飼う方が増えてきています。

もっとウロコインコのことを知りたいって方のために「ウロコインコの繁殖」についてまとめてみました。

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私はウロコインコを中心としたブリーディングをしてます。

この記事は私の経験から書いてます。
資格は「愛玩動物飼養管理士」を持ってます。

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ウロコインコの繁殖は春と秋の年2回行われます。

暖かくなって気温が上がってくる頃のほうが、親鳥にとっても育てやすいですものね。

でも、ウロコインコは寒い12月から繁殖を始めるんです。

12月なんて一番寒くなってくる時期、雛にとっても親鳥にとっても過酷な季節。

そんな、人気急上昇中のウロコインコの繁殖時期や適した環境、巣引きに関する事など、私が心から信頼する鳥友さん達の情報と、私の経験をまとめてみました。

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11月に産卵したウロコインコがおるっち言いよったばい

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ペンさん良い質問です。

あ!紹介しますね、この度、いんこ部門で採用した助手の元漁師ぺんさんです。
詳しくはまた、改めてご紹介しますね!

ウロコインコの生体について詳しく知りたい方は、記事の最後に参考記事を紹介してます。

たっぷできるもくじ

ウロコインコの繁殖について

【インコ飼育】ウロコインコの繁殖について−ウロコインコのブリーダーが解説−

繁殖の概要

繁殖可能年齢1歳過ぎ
繁殖時期12月〜7月
ワンシーズンの繁殖回数2〜3回
1回で産む卵の数平均5個(±2〜3)
孵化までの日数平均21日(±2)

繁殖行動について

ウロコインコは師走の忙しくなる季節とともに、オスの発情から始まり求愛行動へと移行します。

ウロコインコのオスの求愛行動はエサの吐き戻しです。オスが食べたエサをメスに口移しで与えます。

そして、求愛行動の刺激によってメスの発情が始まります。

オス・メスともに発情が始まると、巣引きに入ります。

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巣引きって初めて聞いたばい

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巣引きとは、飼育下での鳥が巣を作り、ひなを育てるという意味です。
鳥の業界用語ですね

ウロコインコの交尾について

オスがメスの上に片足を乗せ、メスは前屈姿勢をとり交尾の体勢となります。

または、きれいに上に乗る体勢をとることもあります。

時間帯に決まりはないのですが、我が家のウロコインコ達は午前中に集中しています。

環境や個体によっても時間帯に違いがあります。

交尾時間は数秒から数分程度です。
産卵しても交尾はしばらく続きます。

ウロコインコの産卵の場所

普段から、自然界のウロコインコは木に開いた穴の中(=木のうろ、といいます)をねぐらにしてます。
ねぐらでウロコインコは産卵し子育てをします。

飼育下でのウロコインコの巣引きは巣箱の中で行いますので、巣箱が設置されていないケージでは繁殖行動をとることはありません。

もし自分自身で繁殖を考えるのでしたら、一人餌になり十分飛べるようになるころに巣箱を設置してやるのが理想的です。

しかし、ペットとして一般家庭で飼われているウロコインコは繁殖の必要がおそらくないと思います。
そのような場合は巣箱の代わりにバードテントを設置してあげるとその中でウロコインコは寝ますよ。

ペアーでウロコインコを飼育していても巣箱を設置せず、バードテントのみの設置でしたら繁殖をする可能性は低いです。

ウロコインコの産卵について

気がつくとウロコインコのメスのお腹が急に大きくなっていたなんてことがあります。

ウロコインコのお腹の大きさが目立つようになってから、1〜2日で初卵を産みます。

その後は1日から2日おきにひとつずつ産卵を繰り返します。

平均すると、5〜6個の卵を産卵しますが、7個以上産卵する子もいます。

ワンシーズンの中で「生まれたヒナを取り上げる」(=巣上げといいます)と、再びウロコインコは交尾をし、産卵をします。

ウロコインコは繁殖期で3回ほどの巣引きを行いますので、全て産卵したとすると、卵の数は15個位と多くなります。

ですが、すべての卵が孵化(=ヒナになる)するわけではなく、無精卵や中止卵も多くみられます。

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実際、我が家のウロコインコも合計で13個程産卵したのですが孵化したヒナは3羽のみでした

ウロコインコの抱卵について

メスは1個めの卵から抱卵(=卵をあたためること)を始めます。
稀に抱卵をしないメスもいますので、よく観察しましょう。

卵があるのにメスが巣箱からちょくちょく出ている場合は抱卵していない可能性があり、要注意です。

親鳥に繁殖経験があるからといって安心はできません。

また、繁殖中のウロコインコはとても過敏になっています。
心配だからといってちょこちょこ巣箱の中をのぞいたり、大きな音を立てたりしないようにしましょう。

最初は順調に抱卵していたのに、途中から放棄してしまうこともありますので細心の注意を払いましょう。

ウロコインコの孵化について

ウロコインコは平均して20日前後で孵化します。

嘴打ち(はしうち)といって中から雛がくちばしで卵の殻を叩く音がします。

嘴打ちが始まって半日から1日かけて、ウロコインコのヒナは殻を割って外へ出てきます。

このときに、卵の殻がなかなか外れないからと人の手で手伝ってあげると、体内に収納されていない卵黄が傷つくこととなり、ほとんどのヒナが死んでしまいます。

温かい目で見守ってあげましょう。

上手く孵化を促すためには適度な湿度が重要になります。
室内や巣箱内の湿度が低すぎ、乾燥傾向になると中止卵が多くなります。
室内に加湿器や濡れタオルなど準備して、室内の湿度を調整しましょう。

我が家での湿度は50%〜65%を目安としています。
(孵卵器を使用する場合はこの湿度ではありません)

ウロコインコの育雛

雛が生まれるとウロコインコの親は抱卵と同時進行でエサやりをし始めます。

24時間体制でオスとメスが協力してヒナにエサを与えます。

最初の方はまだ抱卵しているので、オスがメスに口移しでエサを運び、そのエサをメスが雛に与えます。

しかし、雛の数が増えてくると最初の雛が大きくなっています。
こうなると、オスだけでヒナたちへのエサやりは間に合わず、メスも自らエサを運ぶようになります。

親からエサを与えてもらう行為がヒナにとってはすごく重要で、人間でいう初乳のようなものです。

我が家では25日前後ほど親鳥に育ててもらい、十分に親からの免疫をもらってから巣上げをおこなってます。

巣上げをする時に注意点があります。
稀に巣箱をのぞかれることで親鳥が興奮し、卵を食べたり雛をかじり殺したり、ヒナの羽を抜いたりすることがありますので注意が必要です。

生まれたはずのヒナが跡形もなくいなくなるという現象もあります。

不用意に何回も巣箱をのぞかないようにし、親鳥にストレスを与えないようにしましょう。

無事に孵化したからといって安心はできません。

【インコ飼育】ウロコインコの繁殖についてまとめました
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我が家の全ての巣箱には、小型のカメラが設置できるように小さな穴を開けています。
これで不用意に巣箱を開けなくてもよくなりました

ウロコインコが繁殖するための環境の重要性について

【インコ飼育】ウロコインコの繁殖について−ウロコインコのブリーダーが解説−

ウロコインコが繁殖する環境は静かな方が良い

ウロコインコをはじめ中型インコの繁殖は静かな環境のほうが繁殖率は高くなります。

ペットとして飼っているウロコインコであればリビングなどの生活感がある部屋で過ごしていると思います。

しかし、繁殖を考えるのであれば、専用のお部屋、もしくは寝室など生活音が少ない場所がオススメです。

理想は、親鳥が朝日とともに起きて日の入りとともに寝るという自然界に近い環境です。

我が家のウロコインコは、夕方の暗くなる時間には巣箱に入って、寝てしまっています。

ウロコインコが繁殖する環境は暖かくなくても良い

ウロコインコは寒い冬でも野外飼育が可能なインコです。
雪が降るような時期にも、ウロコインコは巣引きを始めます。

寒い季節でも冷たい水に喜んで飛び込み、水浴びをするほどです。

室内飼いでしたら、ヒーターなんていりません。

それくらいウロコインコは寒さには強いインコです。

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でも、小さなインコ(ヒナなど)は保温が必要たい!

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ぺんさんその通り!!

寒さに強くても幼鳥や療養中のインコ、持病があるインコなどの保温が必要なケースはヒーターを設置してあげましょう

ウロコインコの繁殖についてまとめ

【インコ飼育】ウロコインコの繁殖について−ウロコインコのブリーダーが解説−
  • ウロコインコのペアは1歳上で繁殖可能
  • 繁殖時期は12月〜7月
  • 巣箱の設置が必要
  • 繁殖時期になったら静かな環境で過ごす

初めての繁殖はわからないことだらけで不安になりますよね。

私も初めて繁殖をしたときは、毎日がドキドキとワクワクと両方でした。

中止卵があると、すごく悲しくなり自分の何が悪かったのかなど、落ち込む時もありました。

でも、初めてのヒナが生まれた日の感動は今でも忘れられません!

私の記事で、ウロコインコの繁殖で悩む多くの方のお役に立てたら嬉しいです。
(不明な点がありましたら、お気軽にコメントして下さい)

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